2011年1月13日木曜日

馬脚を現した阿部県政!

阿部知事は11月29日、浅川ダムの建設を続けることを決めたと発表しました。8月の知事選では建設の是非の判断を明らかにせず、就任後も慎重姿勢を崩さなかったが、実際には何も「検証」はしていなかったのです。
◇ 40年も前の計画
 浅川ダムは予備調査が始まったのが1971年ですから40年も前の計画です。長いことダムサイトが決まりませんでしたが、長野オリンピックの道路が必要になり、急いでダムサイトを決めて、ダムの予算を道路のほうに転用したのです。
 田中知事の脱ダム宣言により一旦中止されましたが、村井知事になり「新幹線の用地買収」にからんで、また復活され今日に至りました。
阿部知事は選挙の際、旧田中派の票狙いで、「態度保留」としましたが、それは単なるポーズであったことが明らかになったのです。
◇ 役に立たないダム
このダムは当初、浅川と千曲川の合流点(長沼地区)の内水災害に対処するためのものと説明されていました。しかし、住民運動の指摘で、内水氾濫防止に役立たないことが明らかになり、今回の県の説明では、「内水氾濫防止のためではない」とはっきりと認めました。
では何のためのダム?県は苦し紛れに「上流・中流の洪水防止のため」と説明を変えましたが、ダム建設の「目的」がなくなったのに、それを変更してまでむりやり建設するとは、「ただ建設だけが目的のダム」としか言いようがありません。

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