2011年5月28日土曜日

原子力発電を見直そう!

緊急学習集会
原子力発電を見直そう!
(2011年6月)
いま福島では大変なことが起っています。 この悲劇を繰り返さないため、わたしたちにできることはないでしょうか。
緊急学習集会を計画しました。皆様方のご参加をお願いします。

とき:6月11日(土曜日)13:30~16:30
ところ:下諏訪総合文化センター小ホール(入場無料)
DVD:今フクシマで何が起こっているか(お話:小出裕章さん)
問題提起:脱原発は浜岡廃炉から(小林峰一)
    :原発と活断層(清水馨)
    :東電フクシマ事故にみる戦後日本社会(藤瀬恭子)
    :いま私たちに何が出来るか(毛利正道)

いま世界中で「脱原発」の運動が活発化し、6月11日は 「6.11脱原発100万人アクション」と銘打ったデモやパレードが各地で計画されています。
今回の緊急学習集会はそれらの動きに連帯して計画されたものです。

主 催 脱原発諏訪連絡会 
(担当団体 環境会議・諏訪 代表 塩原 俊)
(連絡先:392-0027 諏訪市湖岸通り2-7-21-308)
(090-2525-0917)

2011年5月2日月曜日

悲しみの民族

「災害」には加害者・被害者の区別はないが、「事故」には加害者と被害者が存在する。今回の東日本大震災がもつ、災害と事故という二つの側面を混同しないことが大切であろう。これを混同し、「お互い大変ですね」「頑張ろうね」という挨拶を交わしていたのでは問題の本質が見失われてしまう▼福島の出来事は明らかに「事故」であって「災害」ではない。加害者が存在するのだ。そこを決して忘れてはなるまい。では誰がいったい加害者なのだろう。テレビを見ていると、本来加害者であるはずの人物が、平然として「解説」している▼官僚・学者・東電それにマスコミが加わって「原子力ムラ」を形成し、政治家を巻き込んで安全神話を撒き散らし「原子力行政」を強力に進めてきた。文科省は教科書を使って「安全神話」を広めてきた。問題を提起した学者は、冷遇されてきたという▼つまり今回の事故の加害者は「安全神話」をばら撒いた「原子力ムラ」の面々とそれに追随した勢力にあるのだ。酔っ払い運転をして学童の列に飛び込んだトラックに似ている。酔っ払い運転の加害者は刑法で言う「重大な過失」として、裁判にかけられなければならないだろう▼同じように、「原子力ムラ」の面々も「重大な過失」を犯したものとして裁判にかけられるべきである。当然、加害者は被害者に対して賠償する義務も生じる▼日本人は長らく「悲しみの民族」といわれ、「怒りを忘れた国民」といわれてきた。しかし、今度という今度は、様子が違っている。メールによっていろんな情報を手に入れた若者たちが、あちこちで立ち上がっている▼「悲しみの民族」は「怒りの民族」となって体制を変えていくだろう。そうならなければ日本民族に未来は無い(S)