2012年10月4日木曜日

原発事故の責任追求を

・ 酒酔い運転でくるまが学童の列に突っ込み怪我をさせたとしたら、運転手や運行責任者は裁判にかけられ、相応の刑罰に処されなければなりません。ところが、今回の福島第一原子力発電所の事故については、だれも責任が追及されていないのです。国会も検察もみて見ぬ振りを続けています。なぜでしょうか。先日の北九州での科学工場の火災に際しては、翌日に家宅捜索が行われています。小沢一郎氏も随分追及されました。しかし福島の事故はそれらの何百倍もの被害を与えておきながら、東電の役員らは平然と別会社に天下っています。 ・ 福島第一原子力発電所は、米国GE社の製品だと聞いています。もしそうなら、当然製造者責任が発生するはずです。日本のトヨタの乗用車がブレーキに不備があるとして、社長が米国に呼び出され、大騒ぎを演じたことはまだ記憶に新しいところです。これが製造者責任です。今回の福島の事故に際しても当然製造者責任が問題とされなければなりません。ところが、政府も国会の報告書もこの問題については無関心です。なぜでしょうか。 ・ 日本は本当に「法治国家」なのでしょうか。責任追及のできない「治外法権」がどこかに存在するのではないでのしょうか。検察はこれを打ち破って欲しいものです。そして健全な法治国家を樹立して欲しいものです。