2010年4月27日火曜日
おいらの畑と八ヶ岳キッチン 原村 小林桂子
地球を耕さない不耕起農法
原村に越して来て14回目の春になる。東京にいた時に、突然、夫が、「CO2を抑制して環境にやさしい仕事(職業)は、林業と農業しかない。俺は農業をやる。」と言いだし・・・。私は、「なるほど、どんな職業でもCO2を排出しているんだ。」と、納得し、彼の生まれ故郷にやってきた。
引っ越してきてわかったことだが、実際の慣行農業は、エネルギー投入型で、環境にやさしいともいいがたい。
そして、まもなく「不耕起農法」というものを知った。「地球を耕す」は、いい言葉だが、耕さないことが、いかに自然であるかを実感している。ただ、大変な上に収量が少ないので、実行できる人はあまりいないと思うが・・・。
また、畑の草と虫は、敵そのものという観念をお持ちの方は、とんでもないと思うだろう。草も取らないで、怠けているようだが、ナンノナンノ、不耕起の方が、余程手間がかかる。トラクターで耕してあれば、種まきも、苗の定植も、どんどんとできる。だが、不耕起の場合は、まず草を刈り、苗を植える場所の草根を削ってから、1本ずつ植えるので、とても時間がかかる。堆肥は鋤き込めないので、ヤギ糞堆肥を回りに敷く。大変な労力で、初めは楽しく手伝っていた私も、最近は、夫に任せっぱなしだ。私は、夫の両親がやっていたテッセンの切花栽培の方が向いているようだ。
皆さんのご参考になるかどうか、わからないが、これからときどき、この頁で、夫の畑の様子と簡単にできる野菜料理を紹介したいと思う。
まいん農園
今年の春はとにかく寒い。夫は、秋に集めた落ち葉を敷きつめた「踏み込み温床」で野菜の育苗をしているが、生育がかなり遅れている。これからどうなるか心配だが、今のところ、夫は、畑にヤギ糞堆肥を運んだり、小麦やニンニクにバイオガス液肥をやったり、花豆用の杭を立てたり、毎日、大汗をかいている。
八ヶ岳キッチン
今回、紹介するサラダは、これから出回るおいしいレタスが主役。ドレッシングを作る手間もなく、ボール1個で簡単に出来る。残ったら、タッパーで冷蔵庫に入れておけば、翌日も味がしみて、またおいしいので、是非お試しを。
レタスとキュウリの和風サラダ
【材料】(4皿分)
レタス1個 キュウリ1~2本 タマネギ1/4個 ニンジン3cm (A)[しょう油大さじ2 食用油大さじ2 カツオ節1/2カップ]
【作り方】
① レタスはザク切りにする。
② キュウリは縦半分に切って斜めの薄切りにする。
③ タマネギは薄切りにし、ニンジンは線切りにする。
④ 大きなボール(鍋でも)に切った野菜を入れ、(A)の調味料を順に加えて混ぜ合わせる。
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