2012年8月20日月曜日
この暑さはなんだろう
5~6月の地球の陸地の平均気温が、統計の残されている1880年以降の同時期としては過去最高を記録したことが、米海洋大気局の調べで分かった、という記事が出た。この程度の記事では、いまさら驚かないが、そうはいっても、昨今の日本の暑さは尋常ではない▼つい十年前までは、この諏訪地方では「暑い、暑い」といっても日陰に入ればクーラーと同じような涼しさがあった。いまでは、どこに隠れても耐え難い暑さではないか。涼しい風がなくなったのである▼地球的暑さだといってしまえばそれまでだが、諏訪湖が目の前に6千2百万トンの水を湛えているのに、涼しい風が起こらないというのは異常としかいいようがない。諏訪湖を含めた諏訪の河川水が、冷却機能を喪失したからではないか▼川や湖はもともと、人の皮膚が熱を放射するのと同じように地球を冷やしていたのだ。森林もそうだろう。それがコンクリートで覆われ、コンクリートが太陽熱を吸収し、河川や大地を暑くした。熱風が街に充満し、河川水はあたかも温泉のようになま暖かい。これでは諏訪湖の6千2百万トンも沈黙するより仕方ない▼対策は無いか。川からコンクリートをはがし、築堤に沢山の木を植えよう。そうすれば、河川水の温度が低下し、涼しい風が発生する。諏訪湖の周辺に幅20メートルほどの緑地帯を設け、ぎっしりと木を植えよう。そうすれば諏訪の平に涼しい風が吹くだろう▼地球が暑いのはCO”のせい?いやコンクリートのせいではないだろうか(S)
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